『ネクソモン:絶滅』はポケモンライクなゲームと見せかけて意外と別ゲーみたいなゲームかと思いきや、思っていたよりポケモンでした。
なので一発目の感想は「ポケモンやればええやん」です。
とは言っても、インディーズにしてはボリュームがありすぎるくらいのゲームになっていて本家並のやり込み要素もあり、やりごたえは抜群。
操作感はGBA〜DSぐらいのポケモンに近い印象でした。
既視感のある要素はたくさんあるけど、世界観やストーリーは独自のものだし、技がPP制ではなくMP制だったり、どの場所の敵もレベルがストーリー進行度で上がったりと細かい部分は違っていたりします。
戦闘はターン制のコマンド選択式。
本家ポケモンでは覚える技のタイプをバラけさせ1匹で無双ができますが、ネクソモンでは基本的にモンスターのタイプと同じタイプの技しか覚えられないのでバランス良くレベリングしないとキツかったです。有利タイプに対して一方的に有利になれるので、役割理論が好きな人は好きかも。
バフやデバフの技もありますが、1匹で無双が出来ないので交代戦になりやすく、モブとのバトルでは殴ったほうが早いです。
モンスターボールを投げるたびにコマンド入力を求められるのが一番のストレス要素。餌付けすることで捕獲率を高め、モンスターボールを投げる回数を減らすことで誤魔化せる。
ネクソモンの生息地が調べられないのも地味に痛く、図鑑埋めは結構しんどそうです。
ジムバッジを集めてネクソモンマスターになる……という話ではなく、ギルドのネクソモン調教師となって仕事をするうちに”暴君”と呼ばれる世界を滅ぼしかねないネクソモンたちの騒動に巻き込まれていくお話。結構
シリアスな場面でも開発者のメタ発言を突っ込んでくるので好みが分かれそうではあった。インディーズだからこそできることなので個人的には好きです。
まとめるとこんな感じ
- ストーリークリアまでの時間は19時間
- アイテムやモンスターの収集要素がたくさんあってやり込める
- 絵柄が好きじゃないのでモンスターに愛着がわかない
- 技は似たような性能のものが多く戦略性がない
- 違和感ある翻訳や表記ミスが多い
序盤はポケモンでええやんけと思いながらプレイしていましたが、段々とストーリーが面白くなってきたり、収集要素も本家並でガッツリ遊ぶことができて良いゲームでした。
『ネクソモン:絶滅』の絶滅の意味が分からなかったけど、どうやら2作目らしく1作目の『Nexomon』もリリースされていました。
1作目はプレイしてないけどよりポケモンっぽそうな雰囲気ありますね。