前々から面白そうで気になっていた『天穂のサクナヒメ』をストーリークリアまでプレイしたので、なるべくネタバレなしのレビューを書いておきます。
プレイしたのはニンテンドースイッチのダウンロード版です
天穂のサクナヒメはどんなゲームか
豊穣神サクナヒメは神の世界でとある失態を犯した罰として、失態のきっかけになった5人の人間たちと共に鬼の住むヒノエ島の調査を命じられるというのがストーリーの大筋。
また、ストーリー本編とは別にそれぞれの人間についての掘り下げや伏線もあり、とても楽しめるものになっていました。
主人公サクナヒメは稲作をすることでステータスが強化され、島の探索(アクションパート)をこなすことでストーリー進行フラグが立つので、双方を交互にこなしていくことになります。
どちらも重要なパートですが、やや稲作パートに重きがある印象。ただ、やりこみ要素は稲作もアクションも十分にあります。
天穂のサクナヒメの稲作は本格的
天穂のサクナヒメの売りでもある稲作パートは農林水産省の『お米 作り方』や農業機械メーカーであるクボタの『お米ができるまで』等の実際のお米作りの情報が攻略に参考になると言われているほど本格的です。
本格的ではありますが、実際の稲作を分かりやすく&手間も抑えた内容になっているので、とっつきやすくなっていると思います。
天穂のサクナヒメでの稲作の工程
季節 | やること・起こること |
---|---|
春頃 (田植期) | ・田起こし ・種籾(たねもみ)選別 ・育苗 ・田植え |
夏頃 (育成期) | ・水やり ・肥料を与える ・草むしり ・益虫、害虫の発生 |
秋頃 (収穫期) | ・稲刈り ・稲架(はさ)掛け ・脱穀 ・籾摺り |
ゲーム内にはお米作りのヒントも多いので、調べずになんとなく育てるだけでも十分に楽しめました
天穂のサクナヒメはアクションが苦手でも戦える
敵を倒すのが難しくても稲作でサクナヒメのステータスが強化され、敵を倒しやすくなっていくのでアクションが苦手でも楽しめる作りになっています。
序盤は少し難しく感じたけど、中盤以降はステータス強化の恩恵もあってか、ちょうどいい難易度でした
天穂のサクナヒメの気になる点
田植え時の操作性
3Dでキャラを動かして田植えをするので、基本的に苗がずれます。ここに植えるよーってマークも出ないので感覚で植えていくことになります。ただ、植える場所がぐちゃぐちゃでも大きな支障はありません。
面倒であればスキップもできるのでスキップしちゃってもいいかもしれません
戦闘がワンパターンになりがち
敵キャラの種類が少ないのでダンジョン道中の戦闘がワンパターンになりがちで、アクションに慣れてくると作業感が増してしまいます。
スイッチ版で遊ぶときはTVモードがオススメ
スイッチの画面だと文字が小さいので読みにくいです。モニターに繋いで遊んだほうがいいゲームだと思います。
僕はこのモニターを使ってます。購入当時はAmazonで1万円ほどでした
天穂のサクナヒメのレビューまとめ
操作面、システム面の不便なところはありますが、稲作もアクションもストーリーも期待以上に楽しめるゲームでした。前情報が何もなければインディーゲームということも分からないであろうくらいに完成度が高いです。
特にストーリーは小さな伏線がところどころにあって、なるほど!となるのが好きでした。